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協働による、相互研究・成果発表の場を検討しています。

燦めく時空の楽祭

きら      とき     がくさい

表現家に適齢はなし。人それぞれに万華な創造の道、時間。そしていつか「俊」な貴方の「旬」。そんな折をとらえて互いに表現しませんか? 私たちはそんな方々の為に場を設定し、お手伝いをさせていただきます。ご興味のある方のご意見を頂戴したいと思います。

才知人、時めきの瞬を鑑す。

俊=優れて抜出た人

想定している公演形態

発表時期:2019年秋以降 3日間、5〜6公演

発表会場:新宿周辺の小規模会場

発表形態:可能な限り異分野の芸術家とのコラボレーションを期待します。

     1公演約120分で4グループ(1グループあたりの持ち時間は約30分)

     1グループの編成は特に設けませんが、2人〜10人程度

参加費等:相互研究、発表の場ですので観客の動員、経費の捻出の為、一定の負担を分かち合います。

「名曲と映画」新企画 2019年
  映画が生み出した名曲。場合によってはその逆。
  この企画は、数々の映画音楽に焦点を当て、演奏と映画の解説を通してその音楽の魅力を楽しもうというものです。
    ◆会場:オペラ季節館スタジオ  演奏・ドリンク代1500円
  N o.1
   3月2日(土)18:30〜
 「第三の男」 映画公開70周年記念
 お話しとチター演奏:藤森  美月
  N o.2
   3月23日(土)18:30〜
 「禁じられた遊び」 
 お話しとギター演奏:三浦  浩

論 考

2017-7/28

語り部:有賀誠門氏(リズミスト 東京芸術大学名誉教授)

    

    田村拓男氏(日本音楽集団名誉代表 NPO法人邦楽指導者ネットワーク理事長)

 以前ご案内しました論考「日本人とリズム」が、予定通り東京文化会館/中会議室1で開催されました。

 参加人数こそ少なかったものの、約2時間半にわたってリズムに関わる白熱の論考。

    音楽大学で打楽器を専攻する気鋭の1年女子からヴェテランのピアニストまで、

それぞれの立ち位置で興味深い発言を戴いたのは何よりです。

 冒頭、語り部の有賀氏は、日本人の行住坐臥から生まれる、自己表現について、全身全霊、正に身を挺して、にわか教授。これは出席者を圧倒

 受けて立った1年女子も一歩も引かず臨んでいたのには、胸を突かれる感動を覚えた次第です。

 楽譜に書かれたものを打ち、音楽を醸す出す。その意味とは,その目的とは、まずはそもそも論から展開されるこの日の論考。

 

 オペラやバレエを軸に永年伴奏ピアニストとして活躍してきた谷口明子史は、クラシック音楽を弾くその神髄を、バロックダンスの体験を通して求めており、その一部を披瀝。メヌエット、パバーヌ、パスピエ、ワルツ等々、身体を動かし踊ることを通してそのそもそもの意味を会得し、音楽を表現する。特に舞踊における拍子の最後の拍の身体の動きが、音楽のアウフタクトに通じるものがあると発言。これには有賀氏も賛同、正に理にかなった発言が共感を呼んでいました。

 

 この日の議論では度々三拍子について語られる。

 田村氏は永年邦楽を指揮してきたが、三拍子を演奏した記憶がないとか。

 確かに日本の伝統音楽には三拍子がほとんど存在しない・・・何故なのか?

 それなら日本人が三拍子を演奏することは苦手?

 ウィンナーワルツにおける独特の三拍子。2拍目と3拍目の縦の線が幾分ずれている。

文字や記号では表現しにく微妙な動きの中に幾多の秘密が。それを有賀氏は言葉で表現し、

かつ、音楽の表現を言葉で伝えることの重要さも指摘。

 この微妙なズレ、それは多分、邦楽における「タメ」にも通じるかもしれない。

 田村氏は、洋楽の手法を取り入れた邦楽のアンサンブルコンサートで、

個々の邦楽器がもつ個性が発揮されていないと指摘を受けるとも。

 日本人はどこから来たのか?よくなされる議論。

 農耕民族とされる日本人に対して片や騎馬民族。そんなに短絡的に二極に別けられるのか?本当にそれが実証されるのか?

 それが文化やあらゆる表現の原点足りうるのか?・・・

 

 アフリカ系民族のもつリズム感と日本人のそれは遠い?その異いはどこからくるのか?

 日本人は一定の規則正しいリズムをキープし、打ち続ける能力が低いのではないかというの指摘に賛同する有賀氏。

 一方で起案者の伊勢谷は、近年、演奏会用ピッチが高くなる傾向(最近はほとんど442)や、大きな音を出すこと、テンポが速くなる風潮もあるのではと発言。

 代表理事の山﨑はかつてのマーチは♩=120が、現在では132という。

 これら、総じて人間の五感、感受性は鈍化?退化?劣化?・・・なのか!

 

 議論はつきない。この会にはインド音楽や、ガムラン音楽、東京大学でテンポの維持等を科学的に検証しようとするチーム、現代音楽を率いる作曲家等も、たいへん興味をしめし参会を望んでおられましたが、それぞれご都合で来られませんでした。

 いずれ、機会をとらえて再開することを確認して閉会。

発言中の有賀誠門氏と、

      聞き入る田村拓男氏